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無趣味ですがいつか趣味が見つかるだろうとのん気に生活してます。趣味は見つけるものではなく何かを通して見つかるものだと思ってますが・・・

桂望実先生のエンタメ小説「たそがれダンサーズ」読者レビュー。勇気付けられた作品でした

桂望実先生のエンタメ小説たそがれダンサーズ読者レビュー勇気付けられた作品でした


久しぶりにガッツリ家に籠って読書をしています。
新型コロナの影響で外出を控えてましたが、今では本を読みたいという気持ちが強く、読書のために家にいるようになりました(笑)
ついでに本を読んでPRする企画があったので私がPRしたい本はコチラ!
「たそがれダンサーズ」

桂望実先生のエンタメ小説「たそがれダンサーズ」読者レビューとなります。

桂望実先生のエンタメ小説「たそがれダンサーズ」読者レビュー。勇気付けられた作品でした


おじさんたちと社交ダンスのお話です、
ちなみにこの「たそがれダンサーズ」、映画「県庁の星」や「嫌な女」、ドラマだと「恋愛検定」映画同様に「嫌な女」の作者さんです。


この本の面白かった所は、誰ひとり何かに優れているわけでもなく、どこにでもいそうなおじさんたちが登場人物(主役)というところです。
不器用ながらに各家庭や職場の悩みを抱えなから練習に励み大会で上位を狙うために奮闘する姿に心打たれました。
単に感動的なストーリーだけでなくおじさんのちょっとした言動なんかは「よく観察してるなぁ」とおじさんという生態をリアルに描写していました。
おじさんが主役ということに抵抗がない人なら誰でも楽しめるストーリーだと思います。


私は社交ダンスの経験も知識もありません。
ですが、ダンスをする場面では「こんなポーズをしているんだな。」とか「こんな動きをしているんだな。」とイメージして読むことができました。
なんだか感想が「おじさん」「おじさん」ばかりになってしまいましたが、本当におじさんだらけです(笑)
※その奥さんなども登場しますが、基本おじさんだらけです。


社交ダンスは男性が少なく、不慣れでも女性に一緒に踊って欲しいと奪い合いになるという場面ではこんなに美味しいポジションが世の中にあるのかと逆の立場ながらに自分の知らない世界を知ることもできました。
ストーリーもですが、私は定年退職して高齢者同士でボッチャを始めた父と重ねて見えた部分もあり、より感情移入して読んでいました。

 

以上、桂望実先生のエンタメ小説「たそがれダンサーズ」読者レビューでしたが、こちらも過去作同様に映画化、ドラマ化されたら絶対より面白い作品になるんじゃないかと思います。

 

※代表的なオンライン書籍のリンクを貼っておきます

www.amazon.co.jp

books.rakuten.co.jp